先日、ご注文のけんきゃくんが納品されたので、どのように納品されるかお見せしましょう。秘密ですよ。

はいドーンッて感じです。三輪車より大きいです。小さい手荷物用の、某配送業者の小さめの車から出て来るんでビックリです。大きさの割に軽いけんきゃくん。いつも一人で降ろしてくれます。

電動三輪車より短いですね。

では、開けてみまーす。

こんな状態で、箱の中で動いたりぶつかったりしないよう、固定されて守られています。

大きいし丈夫なんでダンボールの処理が大変です(笑)

 

9部組といわれる状態ですね。ほぼ出来上がった状態で、前後のカゴを取り付け、ハンドルを起こして、調整して完成です。

簡単に”調整して”って書きましたが、せっかくなんでお教えしましょう。

一言で調整と言っても多岐にわたります。ハンドルの高さ、角度、向き、ブレーキレバーの角度に、にぎり幅、ブレーキの効き調整にパッドの当たり具合チェック。前後車輪のセンター出し、フレ取り。各所締め付けの点検。他。

これだいたいどこのお店も1台全部、一人の店員がやるわけです。

クセが出ます。ハンドルの角度が上ぎみの人、ブレーキかための人等。適正の範囲で様々なんですね。「これは俺の組みではない!あいつの組んだやつか!」とわかるほどです。組み立て側の身長、手の大きさ、握力、好みでずいぶん変わります。私なんかは手が小さいのでブレーキは適正の範囲でやわらかめです。

で、何が言いたいかというと、何も注文がなければ組み立て側のクセをお客さんが受け入れることになるんです。「なんかブレーキやわらかいけど新品でちゃんと整備してくれてるし、こんなもんか~」ってなりますよね。

お客さんって、「ブレーキをもうちょっとかためで、ハンドルは角度をもう少し下で、高さはこの位で・・・」ってほとんど言わないです。画面のあなたは言ってますか?

私の場合、乗る人の身長、手、性別、今まで乗っていた自転車等みて、今までの脳内データからおそらく好みであろう設定に再調整します。

インターネットで購入されてる方、どうですか?

安全整備士が!とか必ずうたい文句であると思いますが、誰の、どんな人の為に整備、調整しているんでしょうか。どんな人が乗るかわからない整備、私なら自信ありません。正しい整備はできます。最適な整備はできません。

特に子どもなんて、乗りにくい、持ちにくい、握りにくいなんて自分でわかりませんよ。持ちにくそうにしてるな~とか、こういうクセあるからこうしてあげよう、とか、対面でしかわかりません。お父さん、お母さん、しっかり見抜いて調整してあげてください。

大人用三輪車、四輪車なんて、体が不自由だったり、特徴的だったり、乗り方のクセだったり、自転車に体を合わせるのが難しいのです。

体に合った自転車にしないといけないんですね。自分に合う自転車をお探しになってたはずです。

だから、私は対面販売しかしません。パーツは応相談。

場所的に通販が便利!っていう方も多いと思いますが、実店舗での再調整や、持ち込みでの組み立て依頼も考えてみてはいかがでしょうか。

ネット、通販否定ではありません!価格、種類が魅力ですからね!だから持ち込み組み立てもお受けしています。当店への7部組、箱のままの持ち込みはだいたい子ども車。任せてくれた方がいいと思います。

長々と失礼いたしました!